たまにはアカデミック?な日記を

“冬の早朝は潮が高い日が多い”
これは自分がサーフィンを始めて数シーズン過ぎたころから
なんとなく思っていたことです。
が、先日あるキッカケがありまして
「本当にそうだったのか?夏と本当に違うのか?」
「単に寒くて冬の早朝にサーフィン行かなかっただけでは?」
「この先はどうなるんだ?」
と気になりはじめ・・・
確かに潮周りであったり、1日の中で時間毎の潮位はよくチェックしますが
1年を通じて、とか、ある季節、という期間における
特定の時間帯の潮位って見たことないな~と思い
調べてみることにしました。(職業病デス)
ソモソモ理論から調査開始・・・
・・・うむー、スッキリ頭に入ってきません。
ま、数学科の落ちこぼれなのでしかたないか。。。
それでは、と・・・
海上保安庁のサイトで、時間毎の潮位が見れたはず
と、サイトをチェック。
残念、一括ダウンロードデータは見つけられませんでしたが
観測点と日付を指定すると1時間毎の潮位が取得できますよ。
ならば・・・と、ちょいちょいとプログラムを2本作成。(職業病デス)
1本目、江ノ島2000年~2020年(21年、約7500日分)のデータを
一気に引っ張り~・・・無事完了!
(海上保安庁様、決して怪しいアタックではございません、お気になさらぬよう・・・)
2本目、取得したデータを表計算ソフトで使えるように
csvに変換~・・・無事完了!
過去10年、未来11年、計21年分をゴソっと1時間毎に集計してグラフ化
さァ、どうよ・・・
(黄色が平均、茶色が標準偏差)
tidegraph_total2000-2009.png
tidegraph_total2010-2020.png
ほー、平均とるとハイタイドがおおよそ0500-0600、1700-1800
ロータイドがおおよそ2300-0000、1100-1200のキレイな波形になるんですな。
じゃあ、そろそろ本題。
トータル、夏(6,7,8月)、冬(12,1,2月)における7時の潮位を比較してみます。
tidedataat07.png
※2010-2020の春秋はサボリ(汗
・・・夏冬は平均で20cm強の差ですか。
うーん、ちょっとスッキリしないなあ。。。
っと、分散に結構な差がありますね。
自分の夏冬の感覚の違いはコレか!?
夏だけグラフ
tidegraph_summer2000-2009.png
tidegraph_summer2010-2020.png
冬だけグラフ
tidegraph_winter2000-2009.png
tidegraph_winter2010-2020.png
ついでに2000-2009の春秋グラフ
tidegraph_spring2000-2009.png
tidegraph_autumn2000-2009.png
あァ、なるほどー
・基本的に1年を通じて早朝は潮が高い日が多い。
・夏の朝方の潮位平均と冬のそれを比べると
冬のほうが若干潮位が高い
・夏の朝方は潮位の変動が比較的大きい
(日によってバラツキが大きい)
・冬の朝方は潮位の変動が比較的小さい
(日によってバラツキが少ない)
これが自分のなんとなくの感覚
“冬の早朝は潮が高い日が多い”
のモトだったのか~、やっと納得!
あ、自己満足の調査なので
「それ、ちがうんじゃないの?」なんてツッコミがありましたら
こそっとやさしく教えてください。
・・・で、なんでこんなことを休日にしているかというと
早起きしたけど、天気は悪いし、寒いし
ちょっと仕事で使えるかも・・・と考えていた部分もあったので
久々のウデ試しも兼ねて朝からパソコンに向かって
ガチャガチャしていました。
はい、結論
潮位はともかく、寒すぎると釣りもサーフィンも厳しいデス